45人が本棚に入れています
本棚に追加
もちろん、横暴を繰り返す貴族がいるのとは逆に、領民を思い、領民に慕われる貴族もいる。
ゼリオの父親がその典型的な人物であった。
比較的小さな領土のアンデント州を治めるゼリオの父は、農作物の繁忙期になると真っ先に畑に向かい、領民と共に農業に勤しむ。
毎週行う領土巡回では、日常会話のなかから領民の願いを理解し、政策にとりかかる。
さらには武芸にも通じており、王国のなかでも指折りの実力者。
王家に忠誠を誓い、さらに王家からは絶大な信頼を置かれている人物である。
最初のコメントを投稿しよう!