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「あーあーあーあー、さん付けなんてやめようぜ? 同い年だろ? なんなら敬語もやめてくれ」
「話し方は元々、この話し方でして。こちらは勘弁してください。そのかわり……レオ、よろしくお願いします」
「んー、まぁ、元々なら仕方ないな。とりあえず一年間、よろしくな!」
レオがそこまで言ったところで、タイミングよく教室の扉が開く。
前方の扉から入ってきたのは、タバコを吸っている30代のおっさんだった。
「おっさんじゃねぇぞ、まだ20代だ」
いきなりの独り言に、生徒は唖然する。
「さて、俺はガロム・ルートニア大先生だ。覚えとけ、テストに出るぞ」
またもや理解不能な言葉を発するガロム。
タバコを捨て、咳払いをすると真剣な表情になる。
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