45人が本棚に入れています
本棚に追加
「さて、今日からこの学園に通うガキども、覚悟しておけよ?」
ガロムは、生徒一人一人を睨みつけるように見渡す。
「特に、このクラスは貴族様が多いからな。他のクラスよりも楽しくない学園生活を覚悟するんだな」
その言葉に、少しざわつきをみせる生徒たち。
それもそのはず、お祝いされるはずの入学を真っ向から否定するのだから。
「ま、すぐにわかることだろうがな。さて、俺は寝てるから、勝手に自己紹介でもしてな」
無責任な発言に、さらにざわつく。
数名の生徒は理解も早く、諦めていた。
ゼリオとレオも、そんな生徒であった。
「また、面白い先生だな!」
「あれでいいんでしょうか」
最初のコメントを投稿しよう!