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逃げた先には幸か不幸か沖田の姿。
「沖田さん、あれ何とかしてくださいぃ!!」
「んー? あ、土方さん。どうしたんですか、そんな顔して?」
呑気に手を上げて土方に笑いかける沖田とは裏腹に。
「総司! どうせ、てめぇの仕業だろうが!! 二人まとめて沈めてやる!!」
何処に、とは聞けない夜。
沖田を置いて更に走る。
「ふん、無防備に部屋に置いてる土方さんの管理が悪いんですよ」
「何だとごらあぁ!!?」
正に火に油。
「ちょっ、お願いだからこれ以上、土方さんを挑発しないでくださいよ!」
益々凶暴化した鬼から必死に逃げ回る。
「あっはははは。夜、僕が逃げるから囮になってよ」
「嫌ですよ!」
沖田は笑いながら走るが、夜にそんな余裕はない。
このままでは捕まってしまう、と救いを求めて辺りを見回すが、他の隊士たちは巻き込まれまいと何処かに避難してしまっている。
こうなってしまっては夜に残された手段は一つ。
「近藤さぁん!!」
土方の怒りが届かない場所へと逃げるのみ。

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