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「ナナシ様は?」
「港へ入られた。しかもダンボール隊長と町娘も…」
「くっ我々の事情を知りながら勝手な真似をしおってからに!」
「ナナシ様は勘の鋭い方だ。我々プレイヤーがギリギリ視認できる距離ですら気付くのに…」
「対人スキルのオンパレードらしい。武道家スキルのほとんどを自分で作っていると言うじゃないか。我々の知らないスキルを持っていても不思議では無い」
「教えて欲しいなあ…。ギルドに入れなくても教官や講師として教えて欲しいなあ…」
「いいなあ、それ。今度、進言して見よう!」
「!?…女性が桟橋へ向かった?」
「何!?くっ、ここからじゃ、船が邪魔で見えない!」
「我々が中に入れば感づかれるというに…」
ドゴーン!!
「「え!?何今の?」」
うわあああぁぁん!
泣き声?
「声が近付いてくる?」
「うええぇぇん!!」
「うわっと!?………隊長?」
ウチの隊長が泣きながら港から出てきて、隊長の向かった先を見ていると、後ろから
ガチャン!!
「な!?港が封鎖された!」
「まさか!?入れない!」
「中で戦闘が行われている?」
「隊長いや副隊長に連絡!急いで!!」
「あ、ああ!!」
何が起きているの?ナナシ様!無事でいて…。
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