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邪神戦の裏側の人達。
『対象は、港へ移動。桟橋の先にて釣りを始めました』
ふむふむ、ナナシ様はダンジョンに興味無し。
では何故?もしや、鍛冶屋の店主に頼んだ防具ではないか?可能性は高い。
監視班に引き続き遠距離からの追跡調査を命じ、始まりの街へ行こう。
PVの件で忙しくなりナナシ様に会うことすら出来ず寂しい思いばかり。
「シオン、準備はいいですか?」
相方のシオンを見ると驚いた顔をしている。
「大変です!ナナシ様の周辺で不審者二名!
一名はダンボールを被り超スネーク中!恐らくウチの超変態かと。
もう一名は町娘風のプレイヤーと見られます。しかも、総隊長並みの超危険物所持者です!」
「なん……だ…と…!?」
両手で慎ましい胸部を抑えながら、
「ま、拙い。拙いぞ、もしナナシ様がそのプレイヤーと親密になったりしたら我々に勝ち目は無い!何者だ!」
「判りません。只、どこかで超見覚えがあるらしい、と…」
「至急、プレイヤーの調査と変態の捕獲を!最優先事項です!」
「超了解!すぐ連絡を」
「私は先に行きます!」
「直ぐに超追います」
おのれ、見知らぬプレイヤーと変態野郎(女郎)、許さぬぞ!
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