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「ついでにソロが気に入ってるからギルドの勧誘はお断りだよ?」
「はぁ、そういうと思ってたわ」
「ていうか、お姉ちゃんがギルドに入るなんて想像出来ないしねー!」
「そうかもしれない…」
流れ的にこのまま部屋を出ようとすると両腕を同時に掴まれた。
もちろん、掴んだのはアリエスとスレイヴだ。
「ヴァルナどこに行く気かしら?今日は一緒に行動するはずよ?」
「そうだよ!お姉ちゃん今からダンジョン攻略に行こう!」
姉妹のお願いに逆らえるだろうか、答えは…無理だ、ヴァルナは大きく溜め息をつくがたまにはパーティーを組むのもいいのでは無いかと2人のお願いを了承する。
「はぁー、良いよ…で、どこ行くの?」
「んー……アリエスお姉ちゃん何か良いとこある?」
「ふふふ、……実はこの前いつものメンバーでダンジョン捜索してたら、天宮の神殿見つけたのよ」
天宮の神殿とはひと月ごとに移動する幻の神殿、しかもレベルが高く今だに誰も攻略していないダンジョンなのだ。
噂では天宮という位なので黄道十二宮に関するスキルやアイテムが手に入るのではと予測されている。
「えぇ!?ど、ど、何処っ!?」
「そんな簡単に教えるわけ無いでしょう?条件としてスレイヴ、ヴァルナ、私そして」
と、その時プライベートルームの扉が開き3人の女プレイヤーが入室して来た。
「ナイスタイミングよ皆」
「な、なんで、クラマさん達が………もしかしてアリエスお姉ちゃん…」
「そうよ、この6人で攻略しに行くわ」
「(…どうしよう、空気になってるしこの人達知らない人だよ……)」
入室して来た3人はアリエスのパーティーメンバーでスレイヴは知っているようだがヴァルナの方はほぼソロプレイをしていたので知らず内心相当困惑していた。
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