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ヴァルナの様子に気が付いたクラマと呼ばれた赤い髪の女性、特徴的にサラマンダーだと思われる人物が助け舟を出した。
「アリエスのもう1人の妹だったな私はクラマ、見ての通りサラマンダーだこのパーティーのリーダーをつとめている、君は?」
「…ヴァルナです。種族は…見ての通りです。」
「ふーん、ヴァルナって言うんだアタイはフランドール!
皆からはフランと呼ばれてる。種族はヴォルト、このパーティーで前衛をさせて貰ってるんだ!」
「わ、私はデリアと、も、も、申しましゅ…
えっと!アリエスさんと、お、同じウンディーネで、ですっ!…
…そ、それで回復役をしてるので怪我をしたら遠慮なく声をかけて下さい!」
クラマは赤い髪が特徴のサラマンダー、片手剣と盾が装備をされている。
フランは黄色い髪が特徴のヴォルト、前衛と言っていたが槍を装備をしているので中距離で戦っているのだろう。
デリアはアリエスと同じく水色の髪が特徴のウンディーネ、杖を装備しているのでほとんど後衛をしていると伺えた。
ついでに、アリエスも杖を装備しているが回復役よりか魔法攻撃や補助担当をしていると伺える。
「ヴァルナどう?良いパーティー構成だと思うのだけれど?」
「うーん、別に良いと思うけどタンクが誰かいると良いかもね。
パーティー見る限り近接戦闘と中距離戦闘、遠距離戦闘、後方支援に分かれてバランスがいいように見えるけど
レベル差が大きい相手だと1人の抜けただけで一気にバランス崩れてゲームオーバーだよ?」
「アハハ、アリエスお姉ちゃん言われてやんの~、ていうかお姉ちゃんの言った通り1人抜けただけですぐゲームオーバーするって言ってたね~」
「煩いわよスレイヴ!……もう、ヴァルナももう少し言い方があるでしょう!」
「…う、ごめん…でも事実なんでしょ?」
そう言われるとアリエスを含めて4人が押し黙る、図星なのだろう。
スレイヴはというと何処かツボに入ったのか腹を抱えて笑っていた、いつもの姉は優雅なのだか今は妹に本当のことを言われて拗ねている。
その様子にパーティーメンバーとヴァルナが苦笑していた、そんなに妹に言われたことを気にするのかと。
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