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「取り敢えず、アリエス姉さん行くのは良いけど準備してあるの?」
《勿論》
ヴァルナ以外は今日ダンジョンに行くことは知っていたので万全な状態である。
とは、言いながらもヴァルナの方も2人と別れた後ダンジョンに行くつもりだったのでこれと言って問題はなかった。
どちらかと言うとまだ自分の攻略していないダンジョンに行けるので効率が良かった。
「お姉ちゃんは平気?」
「私もこと後ダンジョン行こうと思ってたから準備は出来てる。」
「なら、いいわね。クラマ彼処もう一度行くわよ!
今回は強力な助っ人もいるしね、絶対攻略してやるわ!」
大人しい雰囲気のアリエスの後ろにはその雰囲気とは真逆にメラメラと何かが燃えていると思えるほど気合が入っていた。
6人はプライベートルームを出ると直様、天宮の神殿へと向かう。
スレイヴとヴァルナは神殿の場所を知らないのでアリエス、クラマ、フラン、デリアの後をついて行った。
現在地は東門から離れた霊魂の山と呼ばれる山を登っていた。
今の所、魔獣には会っていないその理由はヴァルナの威圧によるのだが気づく人はいないだろう。
山は特に問題なく進み、高度が高くなると霧でほとんど視界が消える。
と、霧が消えて目に映ったのは純白とそれぞれの色の十二の神殿だった。
「ここが天宮の神殿かぁ~アリエスお姉ちゃん達よく、見つけたね~」
「うん、攻略がとっても楽しそう」
「ここでは好きな場所から神殿の試練を受けれるけどどっちしても全部やらないと攻略にならないから」
天宮の神殿の十二の試練は黄道十二宮の星座らしい、実際アリエス達はすぐ近くのスコーピオンに入って即死だったらしい。
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