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「で、アリエスお姉ちゃん達何処から行くの?」
うーん、と唸るのはアリエス、クラマ、フラン、デリア
どうやら、スコーピオンに入ったと言っていたが本当に入って直ぐに堕ちたというらしい
それでよくまた此処に来ようと思ったなとひっそり思ったのはヴァルナだけではないだろう
「……あぁ、もう!アリエスお姉ちゃん達遅いからリトライとしてスコーピオン行こう!はい、これもう決定だよ!!」
《う、うん》
「……はぁ~、私としては何処からでもいいよ」
半ば強制的に決まったが気にはしていないようだ
スコーピオンの紅玉の神殿の前に来ると全員が各々の武器を構える
アリエスとデリアは杖を、クラマは片手剣と盾を、フランは槍を、スレイヴはレイピアを
そして、ヴァルナは背中に背負っていた大太刀を抜きとる
「す、凄いお姉ちゃんの武器!」
「何この大太刀!?」
「き、き綺麗です!!」
「心強いな、アリエスの妹は」
「お、お姉ちゃんも頑張らないとね…」
アリエスとデリアの杖は、水属性魔法の強化と使用MP半減が付いている
外見は水色の水晶が付いた杖
クラマの片手剣は、火属性魔法の強化、盾のほうはバリアと回避スキルupが付いている
外見は剣のほうは両刃の少し赤みがあり、盾のほうは銀色で魔法陣の様なものが彫られている
フランの槍は、麻痺の異常状態とAGLに少しの補正が付いている
外見は刃は十字になっていて中心には黄色い玉がはめ込まれている
スレイヴのレイピアは属性付加と使用MP半減が付いている
外見は銀色の細い刃にはほんのり金色が混じっている
そして、ヴァルナの大太刀は付属氷と技として終焉流が付いている
外見は白銀の刀身に蒼い光が纏っていて、冷気が漏れ刀の周囲はキラキラと空気中の水分が凍っていた
「あのさ、なんか驚いてるところ悪いけどさ奥にいる奴強いと思うから気を引き締めたほうがいいと思うよ」
スコーピオンの神殿の入り口からは奥はよく見えない様になっているが、そこからはとても強い気配がしていた
5人は注意を受け、戦闘へと切り替えをする
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