出逢い

7/14
前へ
/314ページ
次へ
「しん!あの男は眠ったのか? これから どうするつもりだ?」 部屋を出て直ぐに、 話しかけられた。 そこに立っていたのは、 長く美しい、銀色の髪を持つ女性。 見た目は細く、それでいてバランスはとれている。 でもどこか、近寄りがたい雰囲気を感じさせる‥ 「これは‥愛様! このたびは、私の願いを聞き届けて頂き、 ありがとうございます。 今しばらくは、 私のわがままをお許し頂きたく‥」 深々と頭を下げる。 「そうか‥。あの男の事は、 お前の好きにして構わない。 中々に、面白い男だと思うよ‥ できれば、開眼してくれると良いが!」 「愛様‥やはりそうなのですね?」 「直ぐにわかった! でも、どうかな‥ あの男次第といった所か? 耐えれるか、耐えられないかは 難しい所だな‥」
/314ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加