出逢い

11/14
前へ
/314ページ
次へ
案内された部屋に、 俺は驚いた。 大きなダイニングテーブル? よく、上流階級が使うような‥ テレビでしか見た事がない! 俺が戸惑っていると、 「どうした? 好きな場所に座れよ! 遠慮するな!ここは自由に使っていいんだから‥」 そう言われて、何となく俺は、 真ん中の席に座った。 程なくして食事が運ばれてきたが、 今まで、食べた事がないような料理の数々で、 あまりの美味しさに、 俺は夢中になって食った! ようやく、腹も満たされた頃 男が切り出した。 「私の名前は、しん。 本名ではないが、 心を読むから、 しんと呼ばれている。 勿論、心を読める事は内緒だよ? 人に知れたら大変だからね! 悪いとは思ったが、 君の持ち物を調べさせて貰ったよ? 君が怪我をした事を、 伝えなきゃと思ってね。 すまなかったね。」
/314ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加