Spring

11/42
前へ
/44ページ
次へ
どれくらい俺はうだうだと自問自答していただろう? 「…りゅう……」 小さく届いた細い声に我に返ると さっきより顔色のいいみゆが俺をじっと見つめていて… ベッドにみゆと向かい合う形で横になってる俺 その距離は近い… 『少しはよくなった?』 「うん…寝ちゃった……」 『いつもの貧血?』 「違う…」 『ん?』 「緊張しすぎた…」 『え?』 「ドキドキしすぎて気持ち悪くなったみたい」 『マジか』 「昨日ワクワクしすぎて眠れなくてね…でもりゅうに会ったらワクワクがドキドキになっちゃって…りゅうに頭ギュッてされた時動悸がピークになって…死ぬかと思ったよ?」 何なんだ…その可愛い理由は… ときめきついでに我慢アザ作っとくか… 「ごめんなさい……」 『何で謝る』 「デート台無しにしちゃった…」 『バーカ』 眉を下げてるみゆに軽くデコピンしてやった 「……………」 『みゆといれるなら俺はどこでも幸せなんだよ』 「……りゅう」 『離れてた時期マジ辛かったからさ…』 「……あたしも」 『そか』 「好き…」 『………………』 早速我慢アザ増やしちゃう? 「けど…お団子は残念!」 もう団子かい! みゆらしいって言うか でも元気になったみたいで少し安心した 『富士山はまた行けばいいよ』 「うん……てか…」 『ん?』 「今更だけど…ここはどこ…?」 ひゃーっ!! やっぱり聞くよな… ハッキリ言っちまってドン引きされないだろうか?  
/44ページ

最初のコメントを投稿しよう!

28人が本棚に入れています
本棚に追加