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三人で飲む事2時間…
「すみません!」
またもや突然降ってきた声に振り向くと
「渚ぁ~!!!」
三回もイッちゃったらしい彼の思いがけない登場に思わずニヤけた
「よう!絶倫ボーイ!」
英二さんは早速からかってるし
「ど、どうもこんばんは!夏希を迎えに来ました」
絶倫ボーイ渚君は顔を赤くしながらもカウンターに座ってる夏希を椅子ごと抱き締め…
そのままイチャイチャモードに突入
夏希の両隣に座ってる俺達は見物人1、2と化した
「渚ぁ~酔っちったよ~」
「夏希…チロが待ってるから帰ろ?」
…チロって何だ?
「渚~またエッチするつもりだろ~」
「うん したい…」
ええ~っ?!
「あたしも~渚といっぱ~いしたい~!!」
「今日は眠らせないよ?」
「今日でしょ~」
「そんな事言うとここで口塞いじゃうぞ」
「ちて」
チューすんのかい!!
「『バンザーーイ…………………………」』
何だかもう…ね…
ケツがむず痒いわ!!
「夏希がお騒がせしました」
『いや…こちらこそ』
「隆さん!また夏希と遊んでやってください」
「次は渚も一緒に飲むべ」
「英二さん!楽しみにしてます!」
絶倫ボーイ渚君はイチャイチャモードを終えると
俺らに深々と頭を下げ
もうすでに寝落ちしてる夏希をそっとおんぶして
爽やかな笑みを浮かべて帰って行った
「ふ……はは」
『ウケるね渚…』
「幸せそうで何よりだ」
そうだな
夏希達だってさんざんすれ違ってた心がやっと1つに重なって
眩しいくらいの幸せを手に入れたんだ
渚に宝物みたいに大切にされてる夏希…
傷友の幸せは俺も本当に心から嬉しいし
カップル初心者な俺は
二人を見習う所だっていっぱいある
「俺らも帰るべ」
『うん』
二人のおかげで少し温かい気持ちになれた気がした
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