気がついたら愛称が『赤単の女』になっていた女の話

7/7
前へ
/81ページ
次へ
チスト「今日は黒寄りのマルドゥみたいなとこも多かったし、現環境の速いデッキには石弾の弾幕がけっこう刺さるんじゃねーかと思った」 審問官「……あれか、神々の憤怒が買えないお前のためのカードか」 チスト「「洗練されていない戦略もそれなりに効果を発揮する」……ってな。うわさに聞くスズメバチの対策にサイドに入れてるんだが、前のめり性能の生物には普通に効きそう」 速槍「……今日は脳蛆に取られてしまいましたけどね……弾幕……」 チスト「正直、今日一番ツラいハンデスそれだった。……大型生物対策には、反逆の行動使ってる。タイミング難しいんだけど……」 審問官「決まれば悪くないんだろうがな」 チスト「決まればね……。ま、とにもかくにも、今日は速槍ちゃんが頑張ってくれて助かったよ。これからもよろしくね」 速槍「ありがとうございます。こちらこそ、今後ともよろしくお願いしますね。……あ、そうだ」 チスト「ん?」 速槍「三回戦の人に、デッキの赤白化を勧められてましたけど……どうするつもりなんですか?」 審問官「そうなのか?」 チスト「あー、それなぁ……。白、ねぇ……。果敢絆魂のモンクとか入れたらいいんだろうか……。うーん、今手元にいい白のカード無いし、実際問題無理かな。悲哀狩りならいるんだけど。審問官みたいな優秀な人がいればいいんだけどなぁ……」 審問官「……妙なところで誉めるな。今のブロックじゃ、一部のゾンビくらいしか止められないぞ?」 チスト「でもアンコウから私のこと守ってくれるだろ?」 審問官「……前から疑問だったんだが、あれ、本当にアンコウなのか? 沼って淡水だろ?」 チスト「そんな野暮なこと聞くなよ、公式がアンコウなんだから。……あ、っていうか、デッキ、赤黒にすればいいんじゃね?」 審問官「お前が使うのかよ!」 速槍「でも丁度影槍さんもいただきましたし、いいかもしれませんよ」 チスト「持ってるフェッチも赤黒だし、粗暴な軍族長もあるし……うん、悪くないかも」 審問官「……好きにしてくれ……」 チスト「うむ、そうと決まればカードを確認してみるか! おお、こんなところに恐ろしい徴兵が!」 審問官「いらねぇっ!!」
/81ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加