気がついたら愛称が『赤単の女』になっていた女の話

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チスト「とりあえず、今日のゲスト兼MVPの速槍ちゃん」 速槍「『僧院の速槍』です、よろしくお願いします」 審問官「よろしくな」 チスト「マルドゥの斥候や蔵破り、それから戦名を望む者の活躍も捨てがたかったけど、まんべんなく活躍してくれたのは速槍ちゃんだったね」 速槍「恐縮です」 審問官「普段は嵐の息吹のドラゴンがお前の切り札だろ? 今日は来なかったのか?」 チスト「いや、来た。来たんだが……」 速槍「主に土地事故ですね。それと、三回戦の時でしたっけ?」 チスト「それなんだよ……。生物もある程度いて、魂込め付けた飛行機械もいたし、土地も4枚出てたから……いいかと思って、蔵破りのドローの時、土地捨てちゃったんだよ。手札に息吹いたのに」 審問官「それが「勝てたのに落とした試合」って訳か。……蔵破りの効果は任意なんだから、考えて使えよ……。」 チスト「こっちもソリン様に全てをひっくり返されると思ってなかったんよ……。まあ、おっしゃる通りなんだけど……」 速槍「チストさんはあまりプレインズウォーカーを使いませんからね……唯一入っているサルカン氏も、ほぼ生物の扱いですし」 チスト「一時期炬火のチャンドラ使ってたんだが、あいつは地道に1点ずつ焼いてくる鬱陶しい置物みたいな扱いだったし……無駄にFoilなんだけど。あと赤はティボルトもちょっと使ったけど……あいつは避雷針にすらならなかったよ」 審問官「前のブロックでキオーラ使ってなかったか?」 チスト「ほとんど出てくれなかった(´・ω・`) デッキ破壊でジェイス使ってた時期もあるけど、ホントにデッキ破壊が仕事だったしなぁ……あいつ……」 審問官「……お前のプレインズウォーカーカードが場を制圧できないのはわかったよ」 速槍「でも、どの対戦相手にも一勝……それも対策をとられた二戦目で勝っていますから、けして弱いわけではないと思うんです」 審問官「お前のプレイングと運だな、問題は」 チスト「運なぁ……。ちょっと山の神様にお祈りしてくるわ」 審問官「いってらっしゃい」
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