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エリス
「何か『混んでた』んだ、それに寮で入ろうかなって、自分の部屋なら『ゆっくり』入れるし」
そんなエリスの瞳は兎の様に赤く腫れている
おそらく、泣きながら帰って来た彼女は『寮母の心配』をなくそうと涙を拭ったと思われ
儚くも健気な『気遣い』に寮母は応え、何も詮索しなかった
寮母
「ほぉ珍しいねぇ~そりゃ仕方ないねぇ、部屋でゆっくり休んでる内に『夕飯』の時間だよ」
エリス
「でも私『寝ちゃう』かも、いつもみたく返事なかったら『寝ちゃってる』と思って下さい」
寮母
『あいよ!!』
自室に入るなり、再び涙を流し始めシャワールームへ入ると、頭からお湯を浴び続けた
エリス
「私の『何が』悪いっての!?地獄の様な『あの生活』が嫌で、軍へ志願して『苛めを受ける』」
「人より『小さい』わよ『童顔で可愛い』なんて『子供扱い』されて『馬鹿にしないで!!』」
‐ガン‐
色々な想いの交錯から、つい壁を殴ったエリスは、手を擦りながら湯船に浸かる
エリス
「はぁ~あ、さっさと決まんないかな!?私の『配属先』」
「先輩の『エアリス少佐』みたく私に『出世街道・一直線』は無理だし」
「少しは『巧く』なってるよね!?」
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