セーブ3 送料▼

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魔王は慣れた手つきでスマホを操作し、それを耳に押し当てる。 あたしはそれを黙って見守る。 というか魔王、スマホ使ってんのかよ。 魔王 『あ、もしもし…』 魔王なのにちゃんともしもし言うんかい。 ふむふむ、と魔王は通話中のタイムラグを感じさせながらも話なんとか進める。 魔王 『分かった。ご苦労だったね』 姫 「なんだったの?」 魔王 『送料代を未払いだったらしく、請求がきたんだよ』 姫 「そんな事あんのかよ…。そんで、なんの送料だったの?」 魔王 『城から魔王城まで。送ってきてもらったものは…』 姫 「あたしか…てか、送料かかったんか!」
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