降りしきるは、枝なりて

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降りしきるは、枝なりて。 春になれば、桜の花が降りしきる。 さぁ、真っ赤な蛇の目の傘をさしましょか。 負けず劣らずの桜の紅を、 僅かに開くその唇を、   華に紛れて間違えんように。 『降りしきるは、枝なりて』 ―――――― 完 ――――――
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