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そして数日後。
事件の日。
昼休み。
教室に戻ると、クラスの女子が固まって騒いでいた。
「どうしたんだろ?」
「見に行く?」
女子たちの輪の中に入ってみる。
すると、真ん中に泣いている女子がいた。
「ねぇねぇどうしたの?」
「ゆいちゃんがね黒崎くんに告白したら無視されたの!」
…あー…だから言ったじゃない。
そんなことを思いながらも慰めてあげる。
「だ、大丈夫だよーゆいちゃん!ゆいちゃん可愛いからすぐ他の…」
「まるちゃん…黒崎くんに聞いてきて!」
「…え?」
「なんで私を無視したのか!まるちゃん同じ中学でしょ!!」
…はぁ!?だから話したことないってばぁ…
「私たちからもお願い!まるちゃん!」
そこにいる女子全員が私に注目する。
…い、いやいや…
そんな大勢の女子の眼差しには逆らえず、
「聞いてきてく、くるね」
…はぁ無理だっつーの!!
黒崎くんをちらっと見る。
平然とした顔で窓の外を眺めている。
まだ行こうか迷っていると、泣いていた女子から睨まれる。
…うっ!…勘弁してよー…なんであいつと同じ中学なのよぉ…
、
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