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湖畔のホテルに住んでいる。
連れてこられて、月が何度か欠けたまでは数えていた。
ぼんやりと起きて、毎日男が来るのを待っていた。
これでは囲われてる娼婦のようだと思いながら。
そうではないことは自分が一番よく知っている。
男は私を預り物のように扱うし、何より私は小娘で、男の周りにはもっと美味しそうな女性がいる。
でも、きっと本当の小娘ならそんなことも気付かないし気にしない。
丸い浴槽に水を張って人魚姫のようにたゆたう髪が
ゆらゆら遊ぶのを眺める。
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