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「亜希ちゃん、俺もう帰りたい。」
亜希の隣で甘えた声を出してるのは、高橋大樹。
高校2年生16才になる大樹は、亜希より3カ月先輩。
亜希がバイトを始めて最初に仲良くなったのが大樹。
亜希「大ちゃんはいっつも同じ事ばっかり言ってるよね。」
大樹「だっていっつも同じ事思ってるから。」
亜希は大樹の隣で苦笑いをしている。
大樹「ねぇ、亜希ちゃんって恋してないでしょ。」
亜希「えっ、いきなり何で?!」
大樹「全然化粧しないし、恋してるオーラがない。」
亜希の心にグサッとナイフが突き刺さった。
大樹「あれ、図星だ。」
亜希「…やっぱり化粧しないとダメかな。」
大樹「うーん…せっかく女の子に生まれたんだからもったいないよ。彼氏出来ないよ。」
亜希「うっ……」
かなりへこむ亜希を無視して、ニコニコとしてる。
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