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綺麗だ。
部屋もトイレもお風呂も全て。
他人の部屋だから気を使うと思ったけれど、ここを掃除しているのはきっと初見ではないだろうし、鍵をかけてしまえば一人の空間になる。
初見が気を使っているせいもあるかもしれないが、人の気配や生活音が聞こえてこない。
お風呂に入ってかけてあったバスローブを羽織りそのままベッドに倒れこむ。
最近は家に帰っても淳がいるからそれなりに気を張っていた。
食べていないところを見られないよう
吐いてるところを見られないよう
普通にしている事を演じていた。
目を閉じれば疲れている身体の重みが感じられ、底無し沼に身体が沈んで行くように次第に意識が薄れて行った。
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