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俺は歩いて前主席の所に行くと、失禁して失神しているのを見る。
顔は涙と涎で酷い事になっている。
…うーん…間違いなく触りたくない…
俺が呆然と眺めていると、追いかけてきたヨルバル達が追い付く。
「千葉震災の被災者…
酸欠で亡くなった人はもっと酷い状態だったよ…
そっちは普通に触れたんだけどなぁ…」
俺の感想といえる呟きは乾いた風が押し流していった。
ヨルバルは担架を持って来させると、近衛軍に引き渡して軍刑務所に収監させた。
俺は首をポキポキ鳴らすと、背伸びする。
「お仕置き終了!
あとは国際法廷での裁判かな?
少しは罪の意識が芽生えると良いんだがなぁ…」
俺の言葉に伊藤三将とK国閣僚は思った。
…罪の意識が芽生える?既にトラウマレベルまで刷り込まれてる!…
こうして俺も無事に本人未認定の人間核弾頭になったらしい。
俺のK国での呼び名は透明射手だけではなく、閣僚からは冷徹透明射手となっていた。
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