02.思い出って大事?

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「にしても、なんでゲームの準備?」 そんな疑問を口にしていたら、先生と先生の弟らしき人物が駅前に到着した。 「それは君の趣味というのを、先生が知りたいと思ったからですよ。あと、その趣味を目標に出来ないかなって考えてね」 その俺の疑問に先生は答えてくれたが、先生の弟と会う事にはどう考えてもつながらない。 良く判らないと思いつつも、先生の車に乗り込んだ。 …車で移動する事2時間…ひたすら長かった…その記憶しかない。 先生の話しかけられる事に答えていた記憶しかなく、何を聞かれたか何てことも忘れてしまっている。 その間も先生の弟は無言だった。 …が……無言だったのは到着するまで… 「さて私は君の先生である、林 昴の弟で林 昇という。今日はサバイバルゲームを楽しんでもらう。いつものスタイルでやってくれて構わない」 …いきなり対戦宣言ですか… 今の話の内容からすると、One On Oneのキルゲームっぽいけど… 周囲を見渡すも、見た事のないフィールド… 俺からすれば完全アウェーなフィールドでいきなりガチ勝負… 負ける要素しかない…
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