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翌日
俺は土産を山ほど持って基地に行く。
上総三佐の所へ持っていき、伊藤三将と林一佐に渡すと、第24狙撃小隊の待機所に向かう。
だいぶ軽くなったとはいえ、いまだに量が多い。
ドアを開けると…目の前に横断幕。
"お帰りなさい透明射手!"
横断幕を見た瞬間、手の荷物を落としていた。
そこに磐田一尉がやって来ると、慌てて横断幕を片付けていた。
…?…俺をからかうつもりはない?…
「い…磐田一尉?なぜに慌てて片付ける?」
俺の言葉に更に慌てている。
「ひょっとして…お仕置きが怖かったり?」
俺の一言で磐田一尉の額に脂汗がダラダラ…。
…おひょー…俺も人間核弾頭に登録されたか?…
「まぁ良いけどね…余程の馬鹿やらなきゃ大丈夫だよ」
そう俺が言ってやると磐田一尉が落ち着きを取り戻した。
それを見てコーヒーを淹れつつ、お土産を渡してやる。
「中々楽しかったな…」
磐田一尉は俺の感想に笑顔で頷いてくれたよ。
新婚旅行の話をしつつコーヒー飲みつつ…平和に話していたさ…。
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