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そして、私の初めてを奪ったのです。
「ん、ん……っっ!!!」
妖艶に舌を絡め取る。歯が舌に軽く当たる感触。甘い彼女の吐息が当たる。四肢が奪われる。「だーめ。」彼女は激しく抵抗する私をからかうかのようにヒタリ獲物を奥へ押し込む。――絶頂、を迎える前にようやく、重ね合わせた唇を離し私は大いに咳き込んだ。
そして私はダッシュで口を注ぎ、タオルで念入りに口を拭いました。
殺意と悲壮感と諦念に同時に襲われる不思議な感覚をおぼえながら悲鳴に近い声を張り上げます。
「何……するんですか、このバカ神ー!!」
「あはっ。入っちゃった……」
「……てのは置いといて、これで美咲には天照大御神の名の元に加護が発動したはずだ。ある程度の傷なら瞬時に回復し、頭と心臓をやられない限りは生きているはずだ。それから、魔力の強化だな……これは……て、そういう反応されると妾も傷つくんだけども……」
「う、うわああああああああああんっ!!」
絶叫に近い鳴き声が和室に響き渡りました。
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