第1章

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若干フキゲンなまま下へ降りる。洗面所へ行きながら後ろから付いてくるくそのっぽやろうに、 「次、お前ん家泊まってお前が起きなくても起こしてやんない。」 って嫌がらせで言ってみる。 そしたら、お前が 「…悪かった。渉夢が起こしてくれたら俺は助かる。だから、そういう嫌がらせを言うのはやめてくれ…。」 って眉を下げて言うから。 おれも、仕方ないなっていって許してやるよ。 おれって優しいw さっきの仕返しだww そんな小悪魔な天使の後ろ姿を、苦笑しながらも優しい光を宿した瞳で見つめるのっぽ君。 天使な少年がその優しい瞳の正体に気付くのは、いつになるのでしょうか…。
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