2

5/12
前へ
/56ページ
次へ
「...一時帰国してくれたのはいいけど、私もうすぐ合宿に行くよ。」 「えぇっ!?俺との甘い時間は?」 「...さぁ」 「じゃあ、俺も行く!合宿の引率する」 「え、無理だよ」 「大丈夫!俺も紡と同じ高校の卒業生だよ?きっと大丈夫♪」 絶対無理だ。 いくら卒業生でもさ、演劇部じゃなかったんだし。 なんて思っていたんだけど... 合宿当日。 私を笑顔で迎えに来たエイルは、しっかり合宿用のお泊り道具を背負って玄関に立ってた。 「...うそだよね?」 「ん?大丈夫だって言ったでしょ?俺の顔の広さに驚いた?」 私の頭を撫でながら「アメリカに戻るまではたくさん紡といたいんだ。そのためならなんでもするよ♪」 って笑って頬にキスをした
/56ページ

最初のコメントを投稿しよう!

66人が本棚に入れています
本棚に追加