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あれから真紀のマンションに向かうことが怖くなっていた。
真紀の遅く帰る日も増え、一人で待つことが苦痛だった。
真紀が遅く帰る日は自宅に帰るようにし、自分を保つことに必死になっていた。
このまま行かないようにしようと思っても顔が見たくなってまた通うという繰返し・・・
こんな惨めな状況にまさか自分が陥るとは全く思っていなかった。
「女々しいなぁ・・・俺」
記憶喪失になれたらと本気で考える毎日だ。
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