第11章

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一人で飲みに出ていた。 相変わらず寄ってくる女はいたが無視してただひたすら飲んでいた。 「あら、康治じゃない?」 名前を呼ばれ驚いた。 「あ?何だよ美咲か・・・」 「ちょっと何だとは何よ・・・失礼ね・・」 美咲とは真紀と付き合う前、少しだけ身体のみの付き合いをしていた。 「ねぇ例の女と結婚でもした?」 真紀のことかと思ったが真紀とは面識ないはず・・・ 「例の女って?」 「黒髪の生意気な女よ。あの女と付き合うから私捨てられちゃったんでしょ?」 里美のことか・・・ 「付き合ってねーけど・・・」 「でもあの女、康治の周りで自分の男のよーにしてたでしょ?」 そんなこと知らねーし・・・ でもこいつも捨てるとか意味わかんねーけど・・・
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