プロローグ【昼間の母は女】

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初めての家庭教師、優しい先生。 恋心を抱くのは当たり前で。 でも、私に優しくするのはお金の為。 そして、母親の愛人だったから。 あの日は父親が出張でいない事が分かっていた。 母親は珍しく手料理を作り、勉強が終わった私たちは一緒の食卓についた。 先生と母親はお酒を飲みながら、くだらない話をしていた。 『先生と話があるから、あなたは先に寝なさい』 すでに時計は22時を回っていた。
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