第二章 成人の儀式
9/17
読書設定
目次
前へ
/
274ページ
次へ
「この島も、我々のように老いた者と、幼子だけになってゆくようだのう」 老人は国王に歩み寄った。二人の後ろで、穏やかな波が、浜辺に寄せては返している。 「次は、いよいよ王子の番ですね」 国王が俯くと、老人は国王を置いて歩き出した。一人砂浜に残された国王は、もう一度海のほうに向き直ると、空がオレンジ色に染まるまで立ち尽くした。
/
274ページ
最初のコメントを投稿しよう!
6人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
458(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!