第一章 弘美と智美

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 弘美の方からフッてやった話を聞いたことがない。呆れ顔の智美に、弘美はケタケタと笑って見せた。  グラスをキッチンに運びながら、智美が言う。 「用が済んだら、帰ってね。こっちは、明日も早いんだから」
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