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 たまたまその電車から降りてきた写真週刊誌の記者・相田勲も、他の乗客たちと同じことを、その男をちらと見ただけで感じていた。そして、得も言われぬ不思議な感覚に襲われていた。口で説明しろと言われてもうまく表現できない衝動に、相田は思わず駅のホームで足を止めた。
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