第1章

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それで?雇うってどういうことだ? 小学生に雇うって言われてもな。 「あなた、失礼な勘違いしてる みたいだけど、私はもう27よ それにこっちが秘書の桜庭。」 と、隣に座る女性を指した。 なんかの冗談かドッキリか?と 少しキョロキョロしてしまう。 それで?と 「いくらほしいの?時給2000円 くらいあれば足りるかしら? 桜庭、契約書を」 すると、桜庭さんは鞄から 1枚の紙を取り出した。 その紙を俺は恐る恐る読む。 契約書 一つ、どんな仕事でも文句言わない 一つ、仕事内容は口外しない 一つ、仕事前と後で異変があれば すぐに報告する 一つ、契約違反は、厳正に処罰する 特殊探偵事務所 所長 神山 澪 氏名 とこんな内容だった。 俺は驚きながらその少女(仮)と 桜庭さんを凝視した。 「仕事内容は初日に教えるわ 大丈夫、変な仕事じゃなく 国からも依頼が来るほど ちゃんとした仕事よ」と 胸を張るが顔は無表情だ。 「何か質問は?」 質問て、有りすぎて何を聞けば、、、 「無いなら良いわ。それじゃ 明後日、事務所に来なさい」 え?あぁ、えっと?と言ってる間に 二人は出ていった。 俺は、とぼとぼ家に帰ると、 いつもより熱くした風呂に入って、 あー、突然過ぎて意味わからねぇ! 心の叫びを心の中だけに止めて 湯船に、沈んだ。
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