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ニヤニヤがやまないオミさんは口端を上げて
『がんちゃんだって、さっき目尻下げてたくせに…』
『!』
あー、俺やぶ蛇ってやつ?やっちゃった。
『でもさ、目尻下がんの分かるよ。なんつーの、この感じ…天使みたい。ふわふわしてて、温かくてさ…見てるだけで幸せな気持ちになる』
そう言って優しい瞳をチビに向けるオミさん。オミさんもすっかりイクメンになってんじゃん。
でも、天使か…
本当にそうかも。チビは俺の前に舞い降りた、小さな天使かもしれない…
『あ、哺乳瓶離したよ』
オミさんに言われてチビに目を向けると、チビは落ち着かないのかバタバタと手を揺らす。
『ちょっとそのまま持っててやってくださいね』
俺はそう言うとティッシュを濡らしにいった。ソファーに座ってタオルをひくとオミさんからチビを受け取ってお尻をマッサージしてやった。
『そんなことまでするんだ』
オミさんが感心したような声をあげる。
『お母さんがいたら舐めてくれますけどね。チビ、もう大丈夫だぞ』
そう言ってチビをタオルの上に下ろしてやった。
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