脱出、そして・・・

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瞬一「あり・・・がとう・・・響子・・・好きだよ・・・じゃあ・・・・お休み・・・。」 そう言い残し私の好きだった人はこの世からいなくなった。 響子「私も好きだよ。」 そして私は彼の手から銃を取り、自分の頭に押し付け何の躊躇いもなく引き金を引いた。 ドンッ! 誰もいない無人島に銃声が響き渡った。響子は瞬一に抱きつくような形で倒れこみ、その活動を停止した。 辺りには岩場にぶつかる、波の音だけが、何度も何度も繰り返し鳴り響いていた。
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