飛行機に乗ったおっぱい

2/2
51人が本棚に入れています
本棚に追加
/12ページ
「ついにまた、この街に来ることができましたのね… …」 空の上、飛行機から見下ろす故郷の町があまりにも懐かしくて、私は大きく息を吐いた。 「彼はいったい、どんな人になっているのでしょう……。私のたった一人の友達……そして、ずっと思いを寄せている方……」 胸の奥のチクリとした心地よい痛みに悶えながら、私は愛しい方の名前をそっと呼ぶ。 「ーー白井陽介様、私はもう一度、あなたのもとへ参りますわ」
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!