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「さて、それでは本日の議題を発表する」
部室に集まる部員を見渡しながら、俺はホワイトボードにゆっくりと慈しむように、『おっぱい』という文字を記乳……もとい、記入していく。
ちなみに、『おっぱい』という文字はこの上なくおっぱいを表していると思う。
『お』の丸みや揺れるように弾ける『っぱ』の響きなどたまらない。
柔らかい『お』で始まり、『っぱ』で弾けて、『い』で優しく揺れるのだ。
おっぱい。
なんと甘美で柔らかい響き。
聞くだけで癒される魔性の4文字。
ああ、おっぱい! フォーエバーラブ、おっぱい!
「ねえ、とっとと議題を発表してくれない? 私、こう見えても忙しいんだけど」
甘美なおっぱい妄想に浸っていた俺を、夕姫の声が現実に引き戻す。
あぶないあぶない。
おっぱいの魔力にやられてキマッちまっていたみたいだぜ。
「それでは、今日のおっぱいディベートの議題を発表する」
おれはそう告げると、ホワイトボードに続きの言葉を記乳……もとい記入する。
そして、全員の目を見渡しながら、きっぱりはっきりと言い放った。
「今日の議題は、おっぱいゆるキャラだ」
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