おっぱいディベートと愛天使

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  「ブラボー! ブラボー! 龍崎、お前……男を上げたな!」 「いつまでも陽介の背中ばかり見ている俺じゃないぜ。よき好敵手になれたかな?」 俺は無言で、龍崎に手を差し出した。龍崎も無言で俺の手を握り締める。 おっぱいで結ばれた絆に言葉はいらない。 俺たちは二人で一つなのだ。 ――そう、まるで左右のおっぱいのように。 「マジ意味わかんないんですけどー」 って、ちょっと夕姫さん!? 男の友情をギャル語で茶化すのはやめてくださらない!? 「私は感動したですゆ! なんかこう、熱いオーラを感じたです!」 風華は、俺と龍崎に対して拍手を送ってくれている。 ありがとう。ちっぱいも大好きだよ。 ――がらっ! 「お邪魔しますわ!」 次の瞬間、とても素晴らしいおっぱいを持つ来訪者が、部室の扉を開いて現れる。 左右にドリルを付けた金髪ヘア。おっぱいは大きいが背丈や顔は幼い。 いわゆるロリ巨乳だ。ありがとうございます。 「な、ななななんですゆ!? ここは神聖なるおっぱい部の部室です! あと、ロリ枠は風華で間に合っているんです! 用がないなら即刻……」 「会いたかったですわ……! 私のフィアンセ……白井陽介様!!」 「ええっ!?」 小さな胸を張って威嚇する風華を完全スルーし、俺に抱き付いてくるお嬢様。 すみません! 俺、いつこんなフラグ立てましたっけ!?
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