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Chiaki Side.
「おっはよーーう、ヘイッ!!」
「朝からうるせえわ。」
パシッ
「いてっ。」
こんな朝の光景はもう見慣れちゃったな。
隆弘が騒いだら、秀太が怒る…みたいな。
あ、秀太は幼なじみの友達だよ。
で、隆弘は幼なじみでもあり
あたしの彼氏でもある大切な存在。
だけど、本当にうるさくて、馬鹿。
だけど
面白くて、優しくて、大好きなんだぁ。
どうして付き合ったの?って
よく聞かれるんだけど、自分でもわからない。
いつの間にか好きになっちゃって、
そしたら
いつの間にか付き合ってたって感じ。
「じゃ、先に行ってるから。」
「あ、待ってよ、秀ちゃんっ!」
「相変わらず酷い奴だなあ~。」
「隆弘がうるさいからでしょ!」
「それはしょうがないじゃん。だってさ、俺が逆に静かだったら嫌だろ?」
「そりゃあ、嫌だけどっ。」
もうちょっと大人しくしてよ!と、
言おうとしたら ちゅっ と
触れるだけのキスをしてきた。
「うるさいよ、千晃ちゃん。」
「なっ、ば、馬鹿ぁぁぁーー!」
「ちょ、暴れんなよっ。」
いきなりキスをされた
あたしの顔はきっと真っ赤に染まっている。
た、たかひろのばかぁーーー!!
心の中でも叫んだ。
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