第15章 生放送
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第15章 生放送
「悠月さん……?」 話があると言ったまま 悠月さんは言葉もなく僕を見下ろしていた。 狭い密室に閉じ込められた 無言の時間。 隣で回り続ける洗濯機だけ 微かな音を立てながら。 このシュチュエーションにはとかく場違いな 優しい柔軟剤の香りを振りまく。 「悠月さん……」 僕がもう一度名前を呼んだ その時だ。
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