第15章 生放送
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首を振り細い息を吐きながら ようやく悠月さんが口にした。 「おまえにとって俺はなんなんだ?」 それは唐突な だけど核心に迫る質問だった。 「え……」 僕にとって悠月さんは――。 憧れ以外の何者でもなかった。 手の届かないところにある星。 追いかけても追いかけても それでも掴めない――。 「一番星……」
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