《第8章・まっすぐに…》

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『拓也さんって言ってごらん…美和ちゃん』『ひゃ…うぅ…ん…ん…、た…拓也さ…』拓也はさらにドキドキしキスチョコを食べながら聞いていた。 たまらなくドキドキする!聞いていたい… 美和の【た、拓也さ…】は色っぽい。 猫パジャマを出して片手で胸に寄せくしゃくしゃにする。 えっ?なんで姉貴と美和が寝てる?浴衣がはだけてる?浴衣ぁ!? まさか、あたしに黙って!温泉旅行? クソッあたしを出し抜くような事を!美和の電話番号教えるんじゃなかった! 美和も美和よ!なんで黙ってたのよ!なんで言ってくれないのよ! 美和と2人っきりの旅行…K出版社では3人だった、しかも部屋は別々で、最悪にもデブ女と寝て最悪な夜だった!!! 智行は美和をお姫さま抱っこして!智行は美和の家に泊まって! 姉貴は美和を温泉旅行に誘い同じ部屋に寝てる! 智行も姉貴もあたしのやりたい事を先にするってどういう事!? 姉貴の友達はたくさんいるのになんで美和なの!? 温泉旅行?じゃあ美和とお風呂にも!? ハダカも? 拓也は猫パジャマをベッドに置いて握りこぶしを作った! なんであたしのしたい事を先に実行するの!?
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