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『拓也さんって言ってごらん…美和ちゃん』『ひゃ…うぅ…ん…ん…、た…拓也さ…』拓也はさらにドキドキしキスチョコを食べながら聞いていた。
たまらなくドキドキする!聞いていたい…
美和の【た、拓也さ…】は色っぽい。
猫パジャマを出して片手で胸に寄せくしゃくしゃにする。
えっ?なんで姉貴と美和が寝てる?浴衣がはだけてる?浴衣ぁ!?
まさか、あたしに黙って!温泉旅行?
クソッあたしを出し抜くような事を!美和の電話番号教えるんじゃなかった!
美和も美和よ!なんで黙ってたのよ!なんで言ってくれないのよ!
美和と2人っきりの旅行…K出版社では3人だった、しかも部屋は別々で、最悪にもデブ女と寝て最悪な夜だった!!!
智行は美和をお姫さま抱っこして!智行は美和の家に泊まって!
姉貴は美和を温泉旅行に誘い同じ部屋に寝てる!
智行も姉貴もあたしのやりたい事を先にするってどういう事!?
姉貴の友達はたくさんいるのになんで美和なの!?
温泉旅行?じゃあ美和とお風呂にも!?
ハダカも?
拓也は猫パジャマをベッドに置いて握りこぶしを作った!
なんであたしのしたい事を先に実行するの!?
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