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「ふぅちゃん」
「んあ?」
「明日、休み?」
「は?」
「仕事、休みだよね?っていうか、休んで」
「はああああああ?!」
ダメだ。
マジダメだ。
何でこんな可愛いんだ、ふぅちゃんは。
「お前、社会人舐めてんだろ。つか、どこ行くんだよ」
焦った声でいろいろと訴えているふぅちゃんの手をきつく握りしめて、引っ張るように公園を出る。
1ブロック先に出たら少し大きな道路があるから、タクシーを拾ってしまおう。
いや、オレ、男だからね。
ふぅちゃんも男だってわかってるけど、でも、オレだって男だからね。
惚れた人がこんな可愛くて、目の前でものっすごくかわいくて、我慢できるわけないでしょ。
「イチ!」
「絶対に邪魔の入らないところで、徹底的に話し合おう」
「はぁ?!って、おい、どこ行くんだって聞いてんだろうが!」
「どっちの家行っても邪魔入るしね、外で話す内容じゃないから」
だからね。
「ホテルに行こう、ふぅちゃん」
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