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「おお、山田。そうそう、友達～」
「………」
「おい。……おい！田山！」
「はい！」
「どーした？急に黙って」
「いや、なんか、可愛い顔してんなーって」
「俺が？」
「断じて違う」
あの人が何ていうか、可愛くて
少し見惚れたというか、いや、
別にそっちの気はないけども！！
てか、何て名前なんだろう…。
さっきザッキーが、
山田？とか言ってたっけ？
「あの…。名前は？」
さっき話しかけてきた可愛い顔の
奴が、控えめに問いてきた。
「ん？ああ、すまん！こいつは、田山秀仁っていうの」
「あ、どーも、田山秀仁です」
「え、田山くんって言うんだ！！！」
田山と聞くと、何故か急に
目を輝かせ始めた。
俺が、少し不思議がっていると、
「俺は、山田っていうんだ！！山田廉！！」
などと、可愛い顔のやつが
くい気味に言ってきた。
「ああ、よろしく、山田くん」
「なんか、親近感湧いたよ。田山だなんて」
「ん？ああ、ホントだ！田山田じゃん！お前ら！」
「田山田…？あ、ああ！逆にしたら同じってことか！」
「よろしくね、田山くん」
「お、おう、」
何か、不思議な奴だな。
山田って…。
～～～～～～～これが、俺達の出会いでした。
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