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「ハァハァ…おい!馬鹿な真似はよせ!」
私は目を開け振り返ると慌てた表情で非常階段を上がって来たスーツ姿の男性が立っていた。
「何があったのか分からないけど、一旦落ち着こう」
『来ないで!!』
歩み寄ろうとする男性を睨み付け動きを止める。
「分かった、ここから動かないから話をしようじゃないか?」
『貴方には関係ない事よ!!ほっといて!?』
「これから自殺しようとしてる奴をほっとけるかよ!!」
『うるさい!!』
「訳を話してくれないか?」
慌てた表情から急に優しい表情で話す男性。
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