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「ちょっと、ちょっとー。私のこと忘れないでよ?ヤキモチ妬いちゃうわよ?」
ムッとした顔で言っているのかと思えば、灰原さんはやけに嬉しそうな顔をしていた。
「そりゃ、困る」
スッと俺の上から鮫島が居なくなった。
移動先は料理をしている灰原さんの隣だ。身長の差が見て取れる。
「どう?」
「うん、美味い」
味見をした鮫島が頷いているのが見えた。
二人を見ていて思ったことがある。
鮫島と灰原さんは年の差カップルなのでは?と。
鮫島は灰原さんのことを呼び捨てにしているし、灰原さんはこの家に住んでいるようだ。
俺は邪魔者なのだろうか。
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