限定シークエル

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「結婚なんて!認めるわけねぇだろうがぁ!!!」 使い方を少々間違っているかもしれないが、なんとかの馬鹿力でも出たのだろうか、鮫島が珍しく俺の力に因ってベッドの下に転がった。 「スエキぃ……」 これには流石の鮫島も床の上で唸り出す。その姿は冬眠から覚めた熊のようだ。今更だが、手が滑ったことに出来ないだろうか? 「手が滑ったんだよ、手が、ほら」 此方を睨みつけてくる茶色のテディベアに恐る恐る手を差し出す。さあ、悩め。この手の意味を考えろ。
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